北九州友の会の夏の集いはリコーダーのお姉さん笛田ちひろさんをお迎えしました。
5本のリコーダーは全部木です。
1メートルのバスリコーダーは楓
テナーリコーダーは桜
アルトリコーダーは梨
ソプラノリコーダーも梨
一番小さいソプラリーノは楓
最初はテナーリコーダーで自作の♪いのり♪
リコーダーの活動初めて来年で20年になりますが、それ以前は完全引きこもりだったと。
5年前にやっと難病指定されたという病気に生まれて半年で罹り、6歳まで生きられるか、生きられたとしても暑い寒いの感覚もなく・・・・・と言われたそうです。
ですから体が弱くて学校でいじめられ引きこもってたちひろさんは「リコーダー」で生きることができました。
広島の先生が北九州研修でちひろさんを知り「広島で演奏してもらえる?」がきっかけとなり毎年広島の先生たちの研修会に参加し、広島が第二の故郷に。
それで色々話してくださいました。現在の平和公園を見て「公園に爆弾だったからよかったね」という見学者の言葉から、そうじゃない、この平和公園は広島一の繁華街だったのと資料の展示が始まったそうです。爆心地から460Mの袋町小学校に残された伝言の跡とか、市内のいたるところに「ここは爆心地から250Mです]とか書かれた石碑があったり・・・・・
次は♪広島平和の歌♪
8月6日の平和式典の終わりに大合唱される歌ですが、式典報道は誰かのあいさつで終わりになります。でもyoutubeで聞くことができるそうです。明後日の6日ぜひ聞いてみようと思いました。
手塚プロが作った漫画『広島の復興』
被爆後翌日には一部ですが電気が通じました。
8日には駅前にも電気。病院にも。
9日には路面電車が天満町から走りましたが、運転手がいない!女子学生が「私が!」と運転とか・・・
福屋デパートは翌年元旦に牛乳瓶を使ってお酒をふるまったとか・・・
次は
♪広島愛の川♪梨の木のリコーダーで「愛をうかべて川は流れ・・・・・♪」
あの『はだしのゲン』の作者中沢啓治さんの遺作の歌です。加藤登紀子さんも歌ってらっしゃるとか。
広島の象徴は①路面電車②カープ③お好み焼き
8月6日の8時15分路面電車は停止して黙とうをささげます。
この日デパートなどは宣伝垂れ幕はなく、哀悼の垂れ幕のみ。
市民球場は原爆ドームの前です。市民球団というのがいいです。
お好み焼きやさんの名前に「〇〇ちゃん」が多いのは、戦後女手で家族を養うのにお好み焼き屋さんをしたからだと。
ちひろさんがずっと集めている当日の新聞とか手際よくみせてもらいました。
砂津1丁目の彼女の玄関は今広島ギャラリーです。訪ねて行って見てください。
最後は♪あおぎりのうた♪
当時小学生の森光七彩(ななせ)さんの作詞作曲。今はアナウンサーされているそうです。
平和資料館の前に被ばくした「アオギリ」があります。それを歌いました。
それから被ばく樹木が語り手の絵本『きっときこえるよ』をリコーダーの演奏で読みました。
被爆樹木はみんな爆心地に傾いているのだそうです。160本の被ばく樹木のうち8割がそうだと知った広島の主婦二人の美香さんがこの絵本を作りました。
これで終わりましたが、オンライン会員の、このころ帰ってきた小学生が「リコーダー聞きたかった」とアンコール。
ちひろさんの一番最初に作った♪風に吹かれて♪が演奏されました。
ありがとうちひろさん。
オンラインで14人
友の家で会員6人お客様1人 あわせて21人でした。
谷川俊太郎さんの『へいわとせんそう』
奥田知志さん文・黒田征太郎さん絵の『すべては神様が創られた』も紹介しました。
この絵本の売上金はNPOピースウインズ・ジャパンに寄付され、戦争被害者支援に用いられます。
どうぞぜひお買い求めください。1760円です。