クリスマス例会

12月17日(火)10時から
北九州友の会クリスマス例会。
八つ手の花がすっきり。
シルクライン代表林久美子さんの
シルクの話〜お蚕さんからいただくめぐみ〜
まずは讃美歌95番。
2番の歌詞
数に足らぬはしためをも 見すてず
よろず代までもさきわいつつ
めぐみたもううれしさ
長年の長野県岡谷市の蚕糸博物館学芸員の仕事は生きがいだったけど、九州に住む「おとん」との残された時間を大切にと、退職された林さん。
シルクはどこにもある。
自宅に桑を植えお蚕さんを育ててらっしゃるから
これまでの知識にも加えてユーモア豊かなお話にみな感心しながら聞き惚れました。
春から何回もお話聞きましたが、いつもお蚕さんが一緒でした。今日は映像で。
春蚕夏蚕秋蚕はあるけど、冬は…・・・・
でも、卵登場。
1ミリの卵です。これで500個くらい。
桑をバリバリ食べて繭を作ります。
1秒1センチで2日間ノンストップで糸を吐きます。すると何メートルの糸になるでしょう。
繭から糸。
繭そのままだったら蛹は蛾になります。
それでは糸は出来ません。
そこで繭に蛹がいる状態で乾燥させて命を頂きます。
大事な命を頂いているのだから、なに一つ無駄にはしません。
ちょっと悪いのは真綿になり大事に使います。
真綿は軽くて、写真のように目をつぶっててのひらに載せてもわかりません。
魚釣りのテグスは実はシルクだということを初めて知りました。
お蚕さんの絹糸線から出来るのだそうです。
シルクのテグスや網だったら海を汚さないし、お魚にも優しいし・・・・・
残った蛹は肥料です。
脱皮殻は、海老や蟹の甲羅と同じ成分でなんと漢方薬!
お蚕さんは素敵です。
繭を鍋に入れ子帚で探ると糸が出てきます。
そこから「糸口」という言葉が生まれました。

知らないことばかりでしたが、愛情込めてお蚕さんの話をしてくださる林さんに感謝の時間でした。終わって例会食をみんなでいただきました。熱いクリームシチュウがいただけるように全員席に着いてからシチュウは配られました。

アベックのパンとコールスローサラダ、人参ゼリーと紅茶でした。