8月の集い

8月5日(火)10時~
抱樸の奥田伴子さんとお母さまの藤田信子さんに北九州友の会8月の集いに来て頂きました。
                          (写真掲載許可を得ています)
お話を頂く前に、8月3日にお亡くなりになられた足立最寄の方に黙祷を捧げました。
ご葬儀は12時からなので総リーダー他計6人が参列しました。
抱樸を訪ねた会員が「夏の集いで戦争体験のおはなしをして下さるかたがいなくて…」と伴子さんに語ったら「母がいますよ」とのこと。昨年から決まり待ち望んでいました。
映画「重力の光」の天使役で出られて以来のファンです。
信子さんに選んでいただいた讃美歌は312番。
いつもの讃美歌が、あら違う。
信子さんが低音を歌ってくださつてる。
美しく響いて涙が滲みます。
最後は525番。なんと3日の南小倉バプテスト教会の最初に歌ったものです。
伴子さんがいまから写す旅行記の説明をされます。
長男のあきさんが東北大震災で「3・12」というドキュメントタリーを作り、それがグランプリ!
賞品が旅行券。それで奥田家藤田家総勢10人、信子さんと妹さんが生まれ育ちそこで敗戦を迎えたフィリピンミンダナオ島への7泊6日の旅。
奥田牧師が「いってらっしゃい」と手を振るところから始まりました。
ミンダナオ島といえば、ミンダナオ島こども図書館を作られた松居 友さん。
信子さんと繋がりがあって、やっぱりと思いました。
松居さんの案内で当時住んでいたところを探し当てますが、面影もなく見てて辛かったです。
ミンダナオ島のダバオ!
大正時代マニラでは上質の麻がとれるので日本人がたくさん行きました。
ダバオのクラベリア通りで生まれてね、くだものがおいしくてね、けしきがよくてね
70代まではそんな思い出しか話さなかった母ですと。
おはなしの中にサンパギーダの白い花の匂いが良くてね・・・・松居友さんの絵本に『サンパギーダのくびかざり』
フィリッピンの国花です。
海からは砲弾、空からは飛行機からの機銃操作でジャングルを逃げまどっていて、赤痢で弟さんは亡くなられます。火葬した時頭がぱんと割れて・・・・なんとつらい記憶でしょう。10歳の少女です。骨をお母さんは包んで持っていましたが、どろどろの地を逃げてて骨がなくなったのだそうです。このどこかに弟の骨がある!!!
辛い記憶を話してくださいました。
ミンダナオ子ども図書館では信子さんと妹さんは「日本人がいろんなことをしてごめんなさいね」と子どもたちに謝られたそうです。そしてみんなで♪声をあわせて現地の歌を歌っている様子は嬉しかったです。
それとあきさんのおとうとさんが信子さんと信子さんの妹さんの戦争体験の話を聞いて
「戦争というのは知らないほうがいい。でも戦争はしないほうがいいというのは知ったほうがいい」の言葉が強く響きました。
信子さんのおはなしの最後は平和のメッセージ
「戦争はしてはいけません」
会員やお客様の感想など伺ってから
『昭和二十年八さいの日記』を読みました。
最後のページは♪リンゴの唄♪
これは戦後第1作目の映画「そよかぜ」の主題歌。
みんなで歌いました。勿論マイクは信子さんへ。
抱僕が進めてる希望のまちプロジェクトの進捗状況の説明を下田さん。来年秋にはみんなが集う街に!!
この日東京の教文館で開かれている(7日終了)

抱樸36年のあゆみ 〜ホームレス支援から希望のまちへ〜 

へは友の会の総リーダーが奥田理事長と話されてました。
開口一番「北九州友の会に(義母と妻が)話に行ってるんですよ」とのこと。嬉しいです。
8月21日は『わたしがいる あなたがいる なんとかなる』の刊行記念
〜奥田知志「おはなし会」〜
があります。
小倉北区丸善リバーウォーク北九州店セミナールーム(リバーウオーク3階)
参加無料定員40名。参加申し込み8月18日締(先着順)
お昼はみんなで抱樸の唐揚げ弁当を、伴子さんに食前の祈りを頂いて「いただきまーす」
自宅ではから揚げしないので美味しかったという声も。
絵本『ブルンディバール』は伴子さんに
「ゆうきを だして たすけてって いおうよ」のページを見せたかったので持って行ったのでした。