「こどもまんなか時代の子育て・保育を考える」大豆生田啓友氏講演会

大豆生田さんは現玉川大学教育学部乳幼児発達学科教授。日本保育学会理事、日本こども環境学会理事。内閣官房(こども家庭庁準備室)「就学前のこどもの育ちに関わる基本的な指針」に関する有権者懇談会委員(座長代理)。文部科学省「幼保小の接続期の教育の質的向上に関する検討チーム」委員。よこはま☆保育・教育宣言運用協議会委員、yahoo japan公式コメンテーター、NHK・Eテレ「すくすく子育て」出演、テレビ静岡「テレビ寺子屋」出演など

青山学院大学院文学研究科教育学先行終了後、青山学院幼稚園教諭をされていたのだそうです。

子ども家庭庁の準備に全力投球の大豆生田さんの熱意が伝わりました。

「こどもまんなか時代」はこども家庭庁の大きな目当てだと知りました。いい言葉です。

こどもは親だけが育てるのでなく、たくさんの人が関わって交わって育てることを意味します。

日本の子どもたちは身体能力は1位ですが、心理的、社会的な能力はずっと下位という現実に溜息です。これは完ぺきな親にならなければという社会意識の弊害がこどもの本来持っている力を削いでいるのではないでしょうか。

カナダでは「Nobody’s perfect」完ぺきな親などいない!と。こどもにとっても完ぺきな親でないほうがいいに決まっています。

大豆生田さんと連れ合いの大豆生田千夏さん(臨床心理士・公認心理士・精神保健福祉士)共著の『「しつけない」しつけのレシピ』『あそびのレシピ』などなどありますが、いずれにも

    非認知能力を育てる

がついています。この「非認知能力」(目には見えない社会性?)がこどもにはとても大切です。

『ぐりとぐら』から始まって、事例をたくさんあげて(サザエさん一家も)お話してくださいましたが、いずれも子どもの場に立っての愛を感じました。励まされ、そうよねと涙ぐんだ方も多かったようです。

「こどもはおとなが思っている以上に「ひと」です。赤ちゃんのうちから声を聴こう」

「機嫌の良い親が、子どもの良い成長を促す」

「質のいい子育てが、ウェルビーイングにつながる」(ウェルビーイングは『婦人之友』3,4月号海原純子さんの「こころの深呼吸」を読んでください。)

「人の成長は幼少期に決まってしまうわけではない。人は生涯発達する。今からでも大切に。」

今子育てでない人も、子どもと子どもを育てているおとなたちに関わっていきましょうとの強いメッセージを感じました。5年前に比べて幼児の生活アンケートでは親の否定的な感情が増えているそうです。それだけ子育てを大変、辛いと思っている人が多いのです。

何分間か動画を見せてくださった豪田トモ監督の映画「こどもかいぎ」を会員みんなで見たいです。

2016年前野隆司さんが言われた「幸せなこどもを育てる4つの因子」も紹介してくださいました。

①「やってみよう」因子(自己実現。自分が社会の役に立っている感。

②「ありがとう」因子(愛されている実感。人に感謝し、親切にしたいという思い)

③「なんとかなる」因子(楽観的。気持ちの切り替えができる)

④「あなたらしく」因子(他と自分を比べない。自分のことが分かる。自分を持っている)

これはおとなにもこどもにも大事なことですね。

 

チャットに100件以上のコメントが寄せられ、時間の限り(娘さんの昼食をこれから作られる)

一つひとつ丁寧に答えられてました。それにも感動しました。

今日の資料は各友の会に送って下さるそうです。

子育て真っ盛りの方に、私たちがどんなお節介が出来るかをみんなで話したいものですね。

大豆田先生が講演会で出してくださった資料は「会員専用ページ」を開けると見ることができます。

写真は接ぎ木のアンネの薔薇のつぼみです
花開いてくれるでしょう。