「教育費のある人集まれ!」追加報告です。

福岡友の会主催「あつまれ!教育費のある人」にオンライン参加したSさんの報告です。

とても詳しく書かれています。お読みください。

福岡友の会主催 「あつまれ!教育費のある人(オンライン)」に北九州友の会の中高生の教育と生活を考える会より2名参加。

90分。

 ・読書「教育か生活か」(家庭教育篇下)

 ・参加友の会

  福岡・北九州・久留米・大牟田・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄(約30名)

 ・自己紹介(氏名・所属友の会・子供の人数と年齢。大学生世代のいる家庭が多かった)

 ・グループトーク(オンライン上の個室に移動。5~6名で話し合い。約40分)

 ・意見交換/まとめ

私が参加したグループトークは大学生世代の世帯が多かった。

・覚悟はして準備もしていたが、学費・遊学費は高額。

・就職活動にも多額の費用がかかる(交通費、宿泊費)。コロナ禍ではかからなかったのに。

・3人(社会人)の子どもの教育費の平均は約1000万円。

 この数字は各種調査の数値とほぼ一致。

・教育費しらべをしてよかった。子どもを遊学させる年の具体的な支出を把握できた。

これを受けて、

*「ライフプラン」の活用。

*住宅ローンの早期返済。

*「絶対に赤字にさせない」という覚悟で家計簿に向かい合う。

*少額でも低金利でも「まずは貯金!」

*今後は「投資」も視野に入れて。

などの意見が出た。

・参加者ほぼ全員、子どもの誕生後早期にライフプランを作成していた。

・就職活動に関する費用は多額で見積もりが困難、急な面談呼び出しで航空券を定価購入するしかなかった。

・教育費がかかる子、かからない子がいる。どの家庭でも進路が決まるまでさまざまな事が起きるだろう。どのような選択しても本人が健康であれば道は開けていく。

 教育費は「希望」の費目である、との言葉に深く同感した。

・給付型奨学金、特待制度などの活用で、想定より負担が軽く済んだ、との声もあった。

こづかいの話(小学生)

友人と遊びに行く時などに持たせる金額はどうやって決めたらいいのか悩ましい。

→家庭でルールを決めておくことは大事、そして子どもは人との関わりあって社会性を身に付けていく。親子で話し合って考えを互いに「すり合わせて}いくことが必要。

まずは子どもの声に耳を傾け、気持ちを聞いてみては?焦らず怒らず、親子ともリラックスして。

参加しての感想

教育費のことを話せる場を設けてくださった福岡友の会の皆さまに感謝申し上げます。

同世代の方とお話しできてうれしく思いました。

子どもの進路は社会情勢と密接に結びついています。コロナ以後の直近の教育費の事情を聞くことができよかったです。

我が家の場合ですが、子どもの集まりで「定額のこづかいでやりくりをする」という習慣をつけていただいたことが非常に役に立ちました。また家庭で「意見が違う人に耳を傾ける」「子どもの意思も尊重し何ごとも話し合って決める」ことができていれば、きっとどこででも生きていくことができるのではないかと感じています。

教育費の高騰、奨学金の返済困難などのトピックが報道される機会が増えました。この傾向は今後も続くと予想されています。進学率の上昇、少子化、首都圏だけに若者が集中する雇用の仕組み、親世代の給与体系の変化など背景には複合的な要因が存在しています。当事者としてこれらの社会問題に関心をもっていただきたいと強く思います。