こんなのが載ってたよと友人が下さったのとSさん。
長崎の童話館のブッククラブの会員で、毎月絵本が送られてくるのは楽しみですよね。
歴史社会学者の松永智子さんも、届いた絵本を毎晩子どもに読んでるそうです。
次男さんのお気に入りの1冊は『パンやのくまさん』おとこでもおんなでもなく「くまさん」もう1冊は『スモールさんはおとうさん』
これを読んで松永さんは「性別役割分業をすりこむ内容ではないのかしら」と童話館に配本の意図を尋ねられたそうです。童話館さんは「それはおとなの読み方。子どもは家族の型ではなく、家族のあり方を見るものです」つまり「お父さんの役割、お母さんの役割ではなく、みんなが自分のできることをしながら、楽しく共同していく暮しの形、それが絵本を通して伝えたいこと」なのです。
だから『婦人之友』も同じで「役に立つ記事をぱっとつまみ食いするのでなく、時間をかけて価値を理解していくところに面白さがある」との松永さんの言葉が響きます。
4月号また手に取って読みましょう。