2010年から北九州市福岡市飯塚市嘉麻市などで開いている「テレジンを語りつぐ会ふくおか」主催の「テレジンのちいさな画家たち詩人たち展」が10月12日(日)~18日(土)開かれます。 第一回目第二回目と北九州友の会は共催し、今回も共催です。10時30分から17時。
八幡東区平野1丁目3-2 ココクル平野です。皿倉テラスの前。
ココクル平野は障がい福祉作業所ボッチのエリアと地域コミュニティ多世代交流スペースくるくるのエリアがあります。そこではマルシェがあったり、地域の若いお母さんたちが「みんなのごはん」を第3土曜日に提供し大勢の家族が集います。竹でチェロを作っての演奏会なども随時開かれ、みんなが楽しく集える場です。北九州友の会員であり「テレジンを語りつぐ会」代表のKさんは、ここで毎週土曜日開かれる「みんなのてらこや」では絵本を読んだりしています。
初日12日は15時から野村路子さん(テレジンを語りつぐ会代表)のお話
「子どもたちの命と平和」〜テレジンの子どもたちの絵を通して考える〜
2日目13日は祝日です。11時から笛田ちひろさんのリコーダーとテレジンの子どもたちが遺した詩を野村路子さんが訳されたて、子どもの村中学校の生徒さん5人と「みんなのてらこや」の小学生が読みます。
最終日18日は、第一回目のテレジン展でも音楽をテレジンの子どもたちに手向けてくださった谷元仰(ヴァイオリン、歌、鳴り物、南小倉バプテスト教会牧師,NPO法人抱樸副理事長、日本音楽療法学会認定音楽療法士)さんによる「テレジンの子どもたちへ ヴァイオリンによるダイアログ」
これ以外にも埼玉県大宮の子どもたちが描いた紙芝居『テレジンの子どもたちからの贈り物』を随時上演します。
また、ココクル平野には明治時代と大正時代に作られたオルガンが鎮座。いい音です。聴く機会があるかもしれません。
それに2年かかってやっと音が出るようになったというチェロ弾きさんがその音色を聞かせてくださるかもしれません。
友の会員は、家事家計講習会を控えてお手伝いが十分できないかもしれませんが、時間を作ってテレジンの子どもたちの名を呼びに行きたいと願っています。
チラシにはありませんが、10月16日は
有料2000円です。区切りにパーテーションをたてますが、音色は聞こえることでしょう。
テレジン展あってますからどうぞご覧くださいとチラシに添え書きしてくださって「そのころテレジンの子どもたちが聴いていたチェコの曲も弾きますね」とのお心遣いが嬉しいです。
今回特別にガザの子どもたちの絵を埼玉から野村路子さんが連れてきてくださいます。
「80年前、テレジン収容所の暗い部屋の片隅で、子どもたちは絵を描いた。「楽しかった日々を思い出そう」という先生に励まされて、こんな日が来ればいいな!と夢見る平和で自由な世界を。それは、決して、今のような争いの世界ではなかったはずだ。
ガザの子どもたちに絵を描く機会はあるのだろうか? もし、描いた絵があるなら、テレジンの子どもたちの絵と共に並べたい。子どもには国境はない、まして描く絵には。時代は違い、住む場所は違っても、子どもたちは楽しい遊びが好きだ、美しい花が好きだ、友だちが、両親が、優しい大人が好きだ。そんな思いを並べて見たい、見てほしいと夢見ていた。
今回、富士山ピース&アートフェスティバルのご協力、パレスチナの画家ラーエド・イーサー氏のご理解で、ガザの子どもたちの絵の写真版を展示する、私の夢が実現した。ぜひ、ゆっくり見てほしい。絵から聞こえる子どもたちの声に耳を傾けてほしい。 〈テレジンを語りつぐ会〉野村路子